Calibration Certificate
校正証明書
認定を付与された認定事業者は、認定が与えられた範囲内の校正等を行ったときは、当該
制度の標章JCSSを付して校正証明書を発行することができます。
認定事業者の校正サービスを利用される方は、国家計量標準にトレーサブルな校正等を受
けることになります。そしてこのことは当該利用者の計測の信頼性の根拠の一つとなるもので
す。また当該制度の標章JCSSが付された校正証明書を提示することにより、校正を受けた計
量器又は標準物質が国家計量標準にトレーサブルであることを対外的に証明することが可
能となります。また事業者の技術能力や品質システムの信頼性をも保証しているものです。
分銅の例
分銅校正証明書例
はかりの例
はかり校正証明書例
JCSS
JCSSはJapan Calibration Service System の頭文字で、このマーク付きの校正証明書は
その計測機器が国家標準にトレーサブルであることを保証しています。
測定の不確かさ
測定結果の疑わしさを数値で表したものをいいます。どの測定についても、常にある幅の疑
わしさがあります。ここで不確かさを数量化するのに、2つの数が必要になってきます。1つは
「区間」という疑わしさの幅です。もう1つは「信頼水準」と言い、「真の値」がこの幅に入ってい
ることにどれだけ自信が持てるかということを表します。
拡張不確かさ
ある信頼水準を求めるために、包含係数kを掛けた標準不確かさ。一般的に、総合不確か
さは包含係数(k=2)を使って計算します。こうすると約95%の信頼水準が得られます。
協定質量
OIML R33に従って定められた空気中での質量測定の結果についての取決めであり、温度
20℃の状態で1.2 kg/m3の密度の空気中において、8000 kg/m3の密度をもつ標準分銅とつ
り合ったときの質量である。
協定質量の不確かさ
分銅の協定質量の不確かさの主な要因としては、参照分銅の校正値、測定方法(環境条件
、比較装置及び技術)、空気浮力(参照分銅及び校正対象分銅の体積、空気密度)、質量及
び重力変化(表面状態、磁性特性、摩擦、汚染)など校正値に影響を与えるすべての要因が
入っていなければならない。
はかりの校正の不確かさ評価
はかりの不確かさを評価するために、以下の特性を評価し不確かさを見積もります。
@繰り返し性
A丸め誤差
B偏置荷重
C正確さ
D温度特性
E校正分銅の効果
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